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2015.03.05 Thursday

The 5 Day Art Challenge on Facebook:5day「SPECIMEN」

【The 5 Day Art Challenge on Facebook】
【3×5 challenge】4日目
facebookで流行りの(?)「3×5 challenge」に
ガラス作家の高木基栄さんからご指名頂きました。
「3×5 challenge」は指名された作家が
五日間に3点ずつ作品をアップしていくというものだそうです。

今日は最終日5日目「SPECIMEN」シリーズについてです。

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アーティストステイトメント(作品宣言文)
誰しもノートやメモの隅っこにぐるぐると渦巻きを描いたり
囲いを塗りつぶしたりしたことがあります。
それらは誰かから教わる物ではなく、
また特別な物でもない万人共通の普遍的な記号であり、
一種のミームとしてフラットな価値のものであると考えます。
またミームは個々から生まれた情報が伝達することによって普遍化し、
常に個々から情報が落とし込まれることで無限に蓄積していきます。
この普遍的な記号達を画面上で再構成し、
既視感と隣り合わせの独自の模様を描くことで
人々の潜在意識とシンクロニシティ(共時性)について考察しています。
2015.2
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1日目は「うみ」シリーズ
2日目は「cloud」シリーズ
3日目は「モノ」シリーズ
4日目は「キラコ」シリーズ

そして最終日の5日目は「SPECIMRN」シリーズについてです。
個人的な諸事情により少し間があいてしまいすみません。

間はあきましたが話はコレまでの続きです。





「SPECIMRN」とは「標本」という意味です。
ほぼ同義の単語で「sample(サンプル)」がありますが
私たちが”標本”と聞いて思い浮かべる箱入りの動植物を差すには
「SPECIMRN」の方がより狭義のようです。
(あまり英語の知識が無いので定かではありませんが。)


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「SPECIMEN」シリーズは
「π(パイ)」というシリーズが基礎となっています。

これまでは個から集団への
情報の移動と蓄積を描いてきましたが
これと逆のことは出来ないかと考えていました。
つまり、集団に蓄積された情報から個を抜き出すような作業です。

これを実験的に行ったのが「π」シリーズという10cm角の作品群です。
これは10cm角のパネルにミームを描き、
それを大量に壁面等へ並べることで連続性を作り出すという作品です。
「π」というタイトルですが円周率の何処かに必ず
自分の生年月日が存在するように
集団になって蓄積した情報のなかに誰か(個)にとって
意味のある情報がどこかにあるといったイメージです。

同じ10cm角という多きさで、複数並べると連続して見え
集団に埋もれるのですが、当然すべて手描きであることから
同じ模様が存在しないという点で「個」としたものでした。
しかし「π」シリーズでは「個」を強調するにはまだ弱く
組み替え可能であることの方が重要でありました。
「個」は必ず「集団の中の一部である」ことの
強調でしかないように感じていました。





そんな時分、私の作品は学生時代を除き、ほぼ全ての作品が平面のもので
どうにか自分の作品を立体物にできないかと考えていました。

私のグッズである「ORIGAMI(折り紙)」で遊んでいると
折り紙が平面から立体へ姿を変えていることに気が付き
これをそのまま作品に出来るのではないかと考えました。
この時に「標本」のイメージが頭の中に浮かびました。

環境などの影響によって生じる個体ごとの変異を”個体変異”と言うそうです。
「標本」というのは同じ種の生き物を沢山サンプリングすることで
単一の個体では判断できない”個体変異”と”種の特徴”を区別することが出来ます。
私はこの”個体変異”を”個の抽出”に用いることにしました。

10cm角の作品「π」と同じように正方形の折り紙に直接ミームを描き、
それを折って蝶や蛙にすることで、同じ蝶を折っても違う柄の蝶が生まれます。
それぞれ柄の違う蝶を”標本”のように並べることで
同じミームを描いていても表出する柄の変化で
”個”が表現できるのではないかという作品となりました。
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「標本箱」という形においては私の趣味が存分に入っています(笑)
むかしからヴンダーカンマー(脅威の部屋)が好きで
私の部屋は自作の標本や現代作家の作品、意味不明な雑貨で溢れています。
ヴンダーカンマーというのは15世紀にイタリアから始まり
18世紀ごろまでヨーロッパで流行した”珍品のコレクションルーム”のことで
現在の博物館の基礎となっています。
かの有名な大英博物館もハンス・スローン卿のヴンダーカンマーを基に
作られたもののようです。

私は人の作品もよく買いますが、現代美術収集というのは
現代版のヴンダーカンマーのような気分です。



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さて、5日間いかがだったでしょうか。
言いたいことを短くまとめるのがとても苦手なので
いつも長々と書いてしまいました。
読んで下さった方々ありがとうございました。

また写真だけでも見て頂ければ
だいたいシリーズ別になっているので
作品をまとめて見て頂けたのではないかと思います。

自分のステイトメントやコンセプトについて
自分で再度確認するよいきっかけとなりました。
バトン回して頂いた高木さんありがとうございました。
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